歪み
作品紹介
少女が幼少期に誘拐未遂に遭う。強姦されたわけでも殺されたわけでもない。
時間が経っても、無意識の中に植え付けられた何か、が潜む。
その何かに気づいた少女は、男に復讐を決意する。
インスタレーション/2020年
CAST
中村 真琴
Makoto Nakamura
1998年生まれ
幼少期よりダンスを習っていること、高校生の時に文化祭で劇の美術製作と監督をし、ダンス部で衣装を製作した経験により舞台芸術を志す。大学生活4年間を通して、ダンス、舞台美術デザイン・製作、イギリス留学などさまざまなことに取り組み、卒業制作では劇作品の衣装を担当した。
作品へのメッセージ
スカートを着る、口紅を塗る、ヒールを履く、私はそういういわゆる“女性”を楽しんでいる。けれど、それらを楽しいと思うかどうか、またそれらを楽しむようになるスピードはさまざまであり、誰かに強要されるものではないと私は考える。他者よって、無理やりに“女性であること”を自覚させられるということは当事者にとって鮮烈な傷になるのである。みんな大小ちょっとずつ痛みながら、今日も生きている。
永冨 大樹
Daiki Nagatomi
1998年生まれ 京都出身
映画学科製作コース
幼い頃に見ていたアニメや特撮がきっかけでクリエイターの世界に憧れる。京都芸術大学へ進学し映画の勉強のほか写真やイラストレーションなど興味の幅を広げ制作を行なっている。
作品へのメッセージ
普段演技をすることはないのですがその分、緊張や恐怖といった感情はリアルに持つことができたと思っています。シナリオも感情の振り幅が大きい。それを写真がそれをどこまで拾ってくれているのか見て欲しいです。
STAFF
脚本・演出・制作:松井美弥
照明指導:⼭⻄⾥奈、佐藤修
VFX:新井陶馬
監督・撮影:森観世
特別協力:⻄尾健太郎
監督
森 観世
Miyo Mori
1999年生まれ 大阪府出身
高校3年生の時から「写ルンです」で写真を撮り始め、使用した台数は100本以上に登る。平成最後の日を「写ルンです」ですで撮影した写真集『僕たち私たち平成を卒業します』に参加し講談社から出版される。大学では主に録音部として活動してきたが、卒業制作では今まで映画を通して学んできたことを生かし写真撮影を4年間の集大成とした。
作品へのメッセージ
カメラにピースされるのがどうも気にくわない。ただその人を記録したい。
私の願望は映画と似ているとある人に気づかされました。カメラを意識していない、ただ存在している人の人生を記録したいという、私のわがままを追求しながら作った写真です。
展示
2020年度 京都芸術大学 卒業制作展
日時:2021年2月6日(土) 〜 2月14日(日) 10:00〜18:00
場所:TN高原校舎 1F|TN11
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