裸足で鳴らしてみせろ
京都芸術大学映画学科卒業生・工藤梨穂監督作品
予告編
作品紹介
“父の不用品回収会社で働く直己なおみ(佐々木詩音)と、盲目の養母・美鳥(風吹ジュン)と暮らす槙まき(諏訪珠理)。
二人の青年は、「世界を見てきてほしい」という美鳥の願いを叶えるために、回収で手に入れたレコーダーを手に“世界の音”を求めて偽りの世界旅行を繰り広げていく。
サハラ砂漠を歩き、イグアスの滝に打たれ、カナダの草原で風に吹かれながら、
同時に惹かれ合うも、互いを抱きしめることができない二人。
そんなある日、想いを募らせた直己は唐突に槙へ拳をぶつけてしまう。
それをきっかけにして、二人は“互いへ触れる”ための格闘に自分たちだけの愛を見出していくが……。
監督・脚本
工藤梨穂
Kudo Riho
1995年生まれ、福岡県出身。西加奈子著書「さくら」を読んだことがきっかけで映画の道に進む。京都芸術大学映画学科の卒業制作『オーファンズ・ブルース』(18)が、第40回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2018」でグランプリ、ひかりTV賞を受賞し、最終審査員の生田斗真氏から絶賛を受ける。同作で、なら国際映画祭学生部門NARA-waveにてゴールデンKOJIKA賞、観客賞を受賞。その他、Japan Cuts~ジャパン・カッツ! (北米最大の日本映画祭)、フィルマドリッド/FILMADRID国際映画祭(スペイン)などに招待上映さるなど国内外でも注目を集め、2019年にはテアトル新宿ほか全国10館以上で劇場公開された。
本作『裸足で鳴らしてみせろ』でPFFスカラシップの権利を獲得し、商業映画デビューとなる。第51回ロッテルダム国際映画祭・ハーバー部門選出、世界最大級の子ども映画祭・ジッフォーニ映画祭(イタリア/2022年7月開催)に招待上映が決まっており、国内のみならず海外からも既に注目を集めている
工藤監督独占インタビュー!!
映画学科の卒業生 工藤監督に『裸足で鳴らしてみせろ』についてインタビューさせていただきました!
キャスト
佐々木詩音
Sasaki Shion
阿利直己(あり・なおみ)役
1995年生まれ、大阪府出身。京都芸術大学映画学科で工藤梨穂監督と同期生。在学時に主演を務めた『DRILL AND MESSY』(吉川鮎太監督)がPFFアワード2016でエンタテイメント賞(ホリプロ賞)を受賞。工藤監督の前作『オーファンズ・ブルース』(18)では、主人公たちが訪れるペンションに滞在する謎の浮浪人アキ役を演じている。その他、映画『ウィッチ・フウィッチ』(18/酒井麻衣監督)、『星を捨てて』(18/前田万吉監督、菊地恭兵監督)、『BOLT』(19/林海象監督)、『CHAIN/チェイン』(21/福岡芳穂監督)などに出演。
諏訪珠理
Shuri Suwa
柳瀬槙(やなせ・まき)役
1999年生まれ、東京都出身。2018年短編映画『UNIFORM』(18/中川駿監督)で初主演。主な出演作は、『レイのために』(19/坂本ユカリ監督)、短編『蝸牛』(19/都楳勝監督/MOOSIC LAB 2019短編部門最優秀男優賞受賞)、『アルム』(20/野本梢監督)、『アポトーシス』(20/橋本根大監督)、『浮かぶ』(20/吉田奈津美監督)、短編『まあるくなあれ』(21/日下玉巳監督)など。Base Ball Bear のミュージックビデオ「Flame」(19)にも出演している。
伊藤歌歩
Kaho Ito
高槻朔子(たかつき・さくこ)役
1997年生まれ、神奈川県出身。CM、TV、映画出演などで活躍中。主な出演作は、TVドラマ「チョコレート戦争」(20/TVK)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(21/CX/第1話)、PV「Perfume〈TOKYO Girl〉」、オーストラ・マコンドーの舞台『盆栽Ⅰ』 (21/倉本朋幸演出)、映画『見えない目撃者』 (19/森淳一監督)、『先生から』(19/堀内博志監督)、『Kay』(22/鯨岡弘識監督)など。
甲本雅裕
Masahiro Koumoto
阿利保(あり・たもつ)役
965年生まれ、岡山県出身。1989年、東京サンシャインボーイズに入団。在籍中「12人の優しい日本人」「ラヂオの時間」(作・演出三谷幸喜)など全作品に出演。主な出演作に、映画『踊る大捜査線』シリーズ(98~12/本広克行監督)、『花のあと』(10/中西健二監督)、『エベレスト 神々の山嶺』(16/平山秀幸監督)、『3月のライオン』(17/大友啓史監督)、『浜の朝日の嘘つきどもと』(21/タナダユキ監督)、『高津川』(22/主演/錦織良成監督)、ドラマ「遺留捜査」シリーズ(11~)、「猫探偵の事件簿」シリーズ(18~/主演)、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(22)など多数。またドラマ「眼の壁」(WOWOW)が6/19より、舞台「テーバスランド」が6/17よりKAAT神奈川県芸術劇場にて上演される。
風吹ジュン
Jun Fubuki
柳瀬美鳥(やなせ・みどり)役
1952年生まれ、富山県出身。1975年、TVドラマ「寺内貫太郎一家2」(75/TBS)で女優デビュー。91年、映画『無能の人』(竹中直人監督)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞、『コキーユ 貝殻』(99/中原俊監督)で報知映画賞主演女優賞を受賞。その後も、TV、映画、CMなど幅広く活躍。近年の主な出演作は、映画『魂萌え!』(07/阪本順治監督)、『そして父になる』(13/是枝裕和監督)、『家族はつらいよ』シリーズ(16~18/山田洋次監督)、『そらのレストラン』(19/深川栄洋監督)、『浅田家!』(20/中野量太監督)、『Arc アーク』(21/石川慶監督)、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21/堀江貴大監督)など。2020年、第74回毎日映画コンクール「田中絹代賞」受賞。
高林由紀子、木村知貴、淡梨、円井わん、細川佳央
スタッフ
製作:矢内 廣、堀 義貴、佐藤直樹
プロデューサー:天野真弓
ラインプロデューサー:仙田麻子
撮影:佐々木靖之
音響:黄 永昌
音楽:藤井草馬
美術:柳 芽似
アクションコーディネーター:園村健介
編集:山崎 梓
助監督:平波 亘
ヘアメイク:大宅理絵
衣裳:藤原千弥
制作担当:三吉優也
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