自分の好きなように生きられることの尊さ

本当の⾃分を隠し、周囲の⼈間に合わせて無理やり笑って過ごす者。
⾃分の居場所を⾒つけられない孤独を、絵を描くことで埋めながら過ごす者。
⾃由でいながらも、親友との距離を埋められないまま過ごす者。


予告編


物語(あらすじ

同じクラスの花音に恋をしている吉明は、こっそりと花音の肖像画を描き続けていた。厳重にそれを隠していた吉明だったが、ある日肖像画が全校生徒に晒されてしまう。そしてその事件をきっかけに、花音は学校から姿を消した。

花音を不登校に追いやった主犯として認識された吉明は、より息を潜めながら学校生活を送ることになる。そんな中、花音をよく知っているという人物、美和が近づいてくる_______。

映画│2023年│30分│カラー│デジタル│


キャスト

QIANCHEN ZHANG/石森吉明役
chou senshin

作品の注目ポイント
 吉明は木のような人間だから、風に吹かれてこそ、枝や葉が動く。 彼の考えや行動動機も枝のように外界の影響を受けやすく、揺れている。
 この作品の面白い所は、主人公以外の人物設定と主人公の性格の対比によって、コントラストを作り出すこと。この対比性は物語をより豊かにするだけでなく、主人公の心の細やかな気持ちを理解することができ、これらはしばしば自分の演技では完全に表現できていないと思う。
 そこに注目しながら、可哀想な吉明を見てください。

鹿島乃愛/菊池花音役
kashima noa

作品の注目ポイント
 主人公の吉明や花音だけでなく、美和や綾香を含めた全てのキャラクターに物語があってどのキャラクターにも共感できる部分があると思います。とても個性的で魅力的なキャラクターばかりなのでその人間模様に注目して欲しいです。
 また高校の教室や花音の部屋の内装・小物にも岩坂組みんなのこだわりがたくさん詰まっているので、ぜひ注目してほしいです。

角はるな/三輪美和役
sumi haruna

作品の注目ポイント
 この作品のテーマの一つとして「見る・見られる」があると思います。「誰かを想って見る」ことは、見られる側は気づいていないことが多いです。この作品では、人物の視線が交差しており、それぞれが悩みを抱えています。
 役者たちはそのような登場人物に寄り添い、画面の中でしっかり動いていると思います!人物の行動、表情、そして小さな目線の変化など、彼らを見つめていただけたら嬉しいです!

水野彩美/寺田綾香役
mizuno ayami

作品の注目ポイント
 教室の前にある掲示板には時間割や進路だより、後ろには2年3組のメンバーたちの自己紹介が張られています。花音、綾香、西山以外の仲間たちも1人ずつキャラクターを考えて作りました。
 掲示板の時間割や進路だより、クラスだより、教室以外の廊下に貼られているポスター類は私、綾香が作りました!よく目を凝らして見て頂けると嬉しいです。

久保護/西山雄輔役
kubo mamoru

作品の注目ポイント
 なんと言っても4人組女子グループですよね。もうかわいいの言葉以外出てこないですよ。しかも制服姿とかこの先一生見れませんよ。お話や部屋のセットなど素晴らしい完成度ですが、私はやっぱり4人組女子グループが1番の見どころだと思います。
 撮影に関しては、階段や部屋のシーンなど立体的な空間を利用した撮影に目を惹かれます。岩坂監督とカメラマン井原によって生み出された完璧なカット割りと映像は、きっと皆さんの心をつかみます。是非映像の細かい部分にまで目を光らせて観てください。

宮野紗佳/今田紗希役
miyano suzuka

作品の注目ポイント
 花音を含めた4人組の会話や、先生と美和の会話など、セリフの中にそれぞれのキャラクターの個性が出ていて面白いので、注目して観て欲しいです!
 また、主人公である吉明の「描く」音や、花音の「かく」音も繊細でとても綺麗なので、ぜひ耳を澄ませて聞いてみて下さい!

近藤来海/加藤陽万莉役
kondo kurumi

作品の注目ポイント
 高校の教室ではない場所で撮影した今作では、「どれだけ高校の教室に見せられるか」というところまで辿り着くために、試行錯誤しながら教室を作り上げました。教卓も前の壁に掛かったスピーカーも実は手作りです。「そんな事気づかなかった」と思わせるのが、私達の狙いです。
 素敵な登場人物たちを追いかけながら、そんな彼らが日常を過ごす教室という場所にも目を向けていただけたら嬉しいです。


スタッフ

撮影・照明        井原悠智
録音           久保護、ソギョクイ
美術           近藤来海、宮野紗佳
制作           木村杏、角はるな
ヘアメイク        木村杏
編集           井原悠智
グレーディング      井原悠智、木村杏
整音           岩坂桂、久保護
音楽           鎌谷ヒロト
タイトルデザイン     水野彩美
絵画           大濱統太朗
助監督          木村杏
監督・脚本        岩坂桂


監督

岩坂桂
iwasaka kei

作品の注目ポイント
 美術がとにかく頑張ってくれた「セット」を見て欲しいです!みんなで大量の荷物を持ち込み、配置、照明などこだわり抜いた結果、”どこから撮っても様になる”セットが完成しました。堂々の出来だと思います!あと、制作チームの井原が描かれた小道具が紛れ込んでいるので探してみてください笑

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