チリアクタ
兄妹の逃避行
予告編
作品紹介
街の⽚隅でせっせとゴミを回収するゴミ収集作業員の主⼈公・⽂成。毎⽇毎⽇、捨てても無くならないゴミを⽣きるために捨てる。
ある⽇、離れ離れになっていた妹の美⾬が⽂成の元へやってくる。⽂成は美⾬を何故か遇らうが、兄と妹の過ごした時間が動きだす。
映画/2020年/カラー
お知らせ
京都芸術大学映画学科 卒業制作展のアフタートークを録画配信しています。
出演:
中村高寛さん『ヨコハマメリー』『禅と骨』(監督)
川崎たろうさん『ドーナツ・ホール』(監督)
小寺智也『チリアクタ』(監督)
若井志門『チリアクタ』(主演)
CAST
若井 志門
Shimon Wakai
(淀 文成)
1999年⽣まれ 京都府出⾝
京都芸術⼤学の映画学科にて、芝居に触れる。4年間芝居に様々な距離で⽴つ中、⽇常で「⾒て、聞いて、⾔葉にして、⾏動する」当たり前の表現の繊細さの⾯⽩味に出会い、今 俳優という存在を追求したく活動している。
作品へのメッセージ
淡々と必要の無い〝モノやコト〟を捨ててしまう⽇常の流れの中で、ふと⽴ち⽌まってしまう瞬間を無碍にしたく無いと思えました。この映画には、⼈それぞれの拾うのに時間がかかる〝モノやコト〟が紛れているかもしれません。是⾮感想をお聴きしたいです。
西村 風音
Kazane Nishimura
(中野 美⾬)
2000年⽣まれ ⼤阪府出⾝
関⻄を中⼼に俳優、モデル、イラストモデルなど様々な分野で活動している。
⾃分の思うかっこいいに少しでも近づくために⽣きています。
作品へのメッセージ
お互いが気負いせず⼀緒に居たくて⼀緒に居られる時間の尊さを、改めて感じて欲しいと思います。
早川 聡
Satoshi Hayakawa
(⾦本理)
1968年⽣まれ 京都府出⾝
⾼校卒業後、8ミリカメラで⾃主製作映画を製作。
近年は主にビデオカメラマンとして活動。
作品へのメッセージ
タイトルがいいな、と思いました。
意味とは真逆に、語感がきれいで、儚くて、どこか哀しい。この作品でまさしく「ゴミくずのような男」を演じました。
最低最悪なやつ、って思われたら本望です。
STAFF
撮影・カラコレ:張雪乙
照明:清水杏奈
録音・音響:柴山里彩
美術・衣装:大森仁太
編集・VFX:鶴尾一陽
音楽:梅村和史
タイトルデザイン:蒲池郁弥
助監督:伊藤 練
制作:三宅夏乃子
照明助手:奥野晃史
美術助手:乾菜緒子、神村早紀、児玉尚美、塚本侑佳
監督・脚本:小寺智也
特別協力:Show Car Pro ONO
監督
小寺 智也
Tomoya Kotera
1998年⽣まれ 兵庫県出⾝
⼩学⽣から続けていた野球を⾼校⽣で辞めてしまい、暇な時間を持て余す。そんな時、⽗親が録り溜めていた映画を⾒始め、ハリウッドの名作の数々に出会う。⾼校⽣時代は映画を⾒ることにのめり込むみ、毎⽇2〜3本の映画を⾒ていく。いつしか⾃分も映画を作りたいと思い始め、京都芸術⼤学(旧京都造形芸術⼤学)に⼊学、現在に⾄る。
出会えて良かったと思う映画は『抵抗-死刑囚の⼿記より-』(1956/Robert Bresson)
監督作品に『告-koku-』(2018)、『てれすこ』(2019)がある。
作品へのメッセージ
卒業制作は京都を舞台にした映画を作ろうと思った。夜に京都の街を徘徊するパッカー⾞をふと⾒たとき、華やかな京都の街から出たゴミを回収するゴミ収集作業員に興味を持った。実際にゴミ収集のバイトを約4ヶ⽉やりながら、脚本を書き上げました。
過去に束縛されて⽣きる主⼈公の⽂成が、ある⼀つのことをきっかけに現実から逃避⾏する物語になっています。現実から逃げ出してしまっても、それでも⽣きたい。世間が逃げ出すことを「間違いである」としていても、その選択をしてしまうことは誰にでもあるのだと思いながら物語を作りました。
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